女性が受けておきたいがん検診に子宮がん検診があります。子宮がんには子宮頸がんと子宮体がんがあり、どちらもがん検診を受けておけば発見されやすいがんです。子宮頸がんは若い女性がかかりやすいがんとして知られています。20代、30代の女性がかかるがんのなかで一番多いため、定期的に検診を受ける必要があります。
子宮頚部に出来るがんで性交渉がある人や出産経験が多い人はかかりやすい傾向があります。ヒトパピローマウイルスというウィルスが原因で発症するがんで、感染してから5年~10年で発症します。性交渉などで感染することも多いため初性交後5年たった段階で検診を受け始め、1年に1回は受けておきたい検診です。問診のほかに綿棒で子宮頚部の細胞をとって調べます。
下着を脱ぐ必要があるので、広がるスカートを履いていくと露出する部分が少なくてすみます。子宮体がんは40代後半から発症しやすいがんです。日本人でかかる人は少なかったのですが、近年増加傾向にあり亡くなる人も増えています。子宮体がんの検診は子宮内に棒を入れて子宮内膜を採取して行ないます。
45歳くらいから5年に1度程度受けておくとよい検診です。出産経験がない女性や、閉経が遅い女性がなりやすいがんです。子宮がん検診は恥ずかしいからと受けるのをためらう女性も多いのですが、検診で発見されやすいがんなので受けておく事が大切です。乳がん検診とセットで受けられるクリニックもあります。