食道がんは初めの頃は無症状なことが多く、症状があったとしても少し飲み込みにくさを感じるくらいです。しかし、症状が進行してくると嚥下障害といって胃に食物を送り込む機能に障害が現れてくることもあります。嚥下障害では食物から栄養を摂取することが出来なくなり、低栄養状態を引き起こします。食道がんを見つけられる人間ドックの検査には、内視鏡検査・X線検査・CT検査・MRI・超音波内視鏡などがあります。

一般的には内視鏡とX線を使った検査を行います。人間ドックでの内視鏡検査は極めて早い段階での食道がんの発見が可能と言われています。食道がんは早期発見と治療が重要ながんで、早く対処出来れば内視鏡による手術だけでも治療することが出来ます。手術では、食道を切除します。

腹腔内視鏡を使った開胸しないで行う手術方法もあります。食道がんは広範囲にわたり、リンパ節転移が起こりうるがんなので、人間ドックで早く見つけて転移を抑えることが大切です。食道がんが完全に進行して、切除手術が不可能と判断された場合は、放射線や抗がん剤による治療方法が行われます。これらは薬物療法で、正常な細胞もまとめてダメージを受けてしまうので非常に辛い闘病になります。

食道がんのほとんどが食道粘膜からできる扁平上皮がんで、胸部の食道にできるケースが多いです。これはとても転移しやすく、治療が困難です。原因となるのはタバコ・飲酒・刺激物などですから、食生活に気をつけることも呼ぼうとしては効果的です。

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