人間ドックを受けられるのは、20歳以上と検査機関で決められています。一般的には35歳を過ぎたら定期的な健康診断に加えて、人間ドックも受けることが望ましいと言われています。実際に人間ドックを受ける時というのは、体に異変を感じてからの方が多いようです。確かに健康な時には検査の必要性が感じられないものですが、それでは病気を早期発見するためには十分とは言えません。
受けないよりは良いでしょうが、健康だと思っていてもとりあえず35歳以上になったら人間ドックを受けておいたほうが良いでしょう。35歳以上になったら受けておくと良いですが、もちろん20歳以上であれば誰でも受けられます。費用が自己負担なので金銭的に余裕があることが必要ですが、時間が取れるのならば受けておくと安心です。特に家系的に健康に不安がある、最近体調が思わしくない、生活習慣がかなり乱れている、ヘビースモーカーである、など病気になりやすい条件を持っているならば、早めに受けておくに越したことはありません。
一度の検査には安くて2万円代、高くなると10万円以上も費用が必要になるケースもあります。また、社会人だと時間の確保も大変です。このことが人間ドックを受けにくい状況を作り出してしまっているようですが、健康を維持するための投資と考えれば決して高すぎる値段とは言えないでしょう。将来的に高額な治療費が必要になるよりも、すぐに回復出来る状態の小さな疾患を見つけられる可能性もあります。