日本人の死亡原因のトップは、悪性腫瘍ですがその次に多いのが心筋梗塞などの心臓関連の病気です。心臓の病気の怖いところは、発作がおきるまでは自覚症状がないことが多く、症状が出たその日に急死することもあります。原因としては、血液を送るポンプの低下や心臓の動きを司っている電気刺激の異常などがあげられます。心臓の病気は、長年の生活習慣の乱れによる動脈硬化や高血圧が蓄積されて起こります。

また、遺伝や加齢によって発作が起きる確率は高くなりますので、心臓疾患の死亡者が増加する50代以降からは人間ドックで心臓の状態を定期的に調べておいたほうがよいです。身内で心臓疾患で亡くなっている人がいる場合は、若い年齢でも人間ドックを一度受診したほうがよいです。心臓をメインに調べる人間ドックのことを一般的に「心臓ドック」とも呼びます。心臓ドックは、心臓の疾患を早期発見することを目的とした人間ドックのため、通常の人間ドックよりも詳細に心臓の異常を発見しやすいです。

内容は、CTやMRIで心臓の冠動脈を調べたり、心エコー検査、心電図などを行います。心電図は会社などで行われる定期的な健康診断でも受けることが多いですが、心臓ドックでは運動中の心臓の状態を把握する負荷心電図や24時間装置を装着するホルダー心電図検査のような心臓ドックならではの専門的な心電図検査が受けられます。心臓ドックでは、狭心症や心筋梗塞、不整脈などが発見できます。

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