火傷の症状には、大きな痛みを伴います。火傷を治療する前には、その症状やレベルを把握し、適切な処置を行うことが重要です。火傷は大きく3つの程度に分けることができます。最も軽い症状は、皮膚の表面だけにダメージを負ったもので、最も頻度の高い症状です。
熱湯などの熱いものに触れてしまった場合や、日焼けが原因であることがほとんどです。中程度の症状は皮膚の表面だけでなく、その下の層にまで損傷を受けている状態です。非常に熱いものに触れたり、熱いものに長時間触れていたり、長時間の日焼けなどが原因とされています。最も重度の症状は皮膚の3層目までに達し、ひどい場合には皮下脂肪や筋肉、骨までにも影響が出ることがあります。
これらの治療法としては、軽症の場合には自宅で治療することが可能です。まずは、患部を流水で冷やし、それ以上の悪化を防ぎます。痛みが治まるまでは流水で冷やします。その間に、体を締め付けているような腕時計、ベルト、ジュエリーなどをはずします。
これにより血行が促進され、回復にもつながります。流水を使えない箇所であれば、保冷剤を使用します。この時に直接あてるのではなく、タオルで包むなどしてからあてるようにしましょう。痛みがひどい時には、鎮痛剤を服用します。
その後、患部は清潔に保ち、軟膏を塗り回復に努めます。重度の火傷の場合には、家庭でできるような処置はないため、すぐに救急車を呼び、専門的な治療を受ける必要があります。